写真・図版
打ち上げ延期となり、見学場を後にする観客ら=2024年12月14日午前10時48分、和歌山県那智勝浦町、白井伸洋撮影
  • 写真・図版

 14日の打ち上げが中止になった小型ロケット「カイロス」2号機の打ち上げについて、宇宙ベンチャー「スペースワン」(東京都)は同日午後、会見を開き、翌15日午前11時の打ち上げをめざす方針を明らかにした。

 関係機関と調整した上で、14日午後3時に正式決定するという。

 カイロスは、和歌山県串本町の発射場「スペースポート紀伊」で14日午前11時に打ち上げられる予定だったが、直前に中止を決めた。上空の高度10キロ以上で強風が吹いており、打ち上げの条件を満たさなかったという。ロケットや発射設備自体に問題はないという。

 会見したスペースワンの阿部耕三・執行役員は「明日の打ち上げに向けて全力で臨むので、引き続きご理解とご支援をお願いしたい」と話した。

共有